35才FTMがやっと性別変更をした話【その5:退院後ホテル滞在編】
こんにちは。はまと申します。
僕は女→男のFTMです。田舎住まいで個人商店に勤務する平社員。
34才までホルモン注射のみで男性として生活。
だらだらと過ごしていましたが、ついに重い腰をあげて性別変更しました。
記事を書き始めた理由は↓から
SRS(性別適合手術)子宮卵巣摘出手術を無事終え、ホテルへ移動。術後すぐの身体の様子などをできるだけ細かく書いていきます。
※ここに書いてある事は全て僕自身が実際に経験した事ですが、ご自身で必ず確認をしてから行動するようにしてください。
【タクシーでホテルへ】
ホテルは、手術日前日から3連泊でとっていました。ホテルについては【その3:手術編①】の最後に書いてありますので、もし宜しければご覧ください。
病院からタクシーでホテルへ移動中、コンビニへ寄ってもらい食料と飲み物を調達。友達と二人して結構がっつりした弁当とうどんを購入。相変わらず段差や笑うとひっつれて少し痛みます。あとは僕の場合、ヘソの左側の皮膚(?)がピリピリと痛みました。
≪想定外の痛み≫
ホテルへ到着し各々久しぶりの食事を堪能後、すぐに異変。めっちゃ胃が痛い。胸や肩まで痛む。休もうと横になると腹の中が全て移動するような感覚で気持ち悪いしガスっぽくて痛い。
下腹部や傷が痛いだろうなと思っていたのですが、まさかの痛みに驚き。少し大人しくしているとだいぶよくなるので、食べ過ぎないように反省しました。そしておならがすごい出る。ちなみにこの時トイレへいってもそんなに血は出てはいませんでした。
【裁判所へ提出用診断書の作成依頼】
性別変更の申し立てをするにあたり、簡易的な診断書とは別に、裁判所へ提出するための診断書が必要になります。
この裁判用診断書について、僕にとっては少しややこしかったので別の記事で詳しく書きたいと思います。
僕はこの診断書を、早稲田通り心のクリニックの先生にお願いしました。先生に問い合わせた所、手術証明書を写真で送ってもらえれば準備しておきます。となんとも心強い言葉を頂いたので、ホテルについて食事をしたあとすぐ先生へ証明書の写真を送信しました。
【術後24時間後の状況】
手術を終えてから24時間経った頃、常に胃や腸のガス感で腹の張りを感じていました。
食事の時以外はベッドに横になり、ゲームをしたりとじっとしている分には痛みはありません。寝返りをうつと、内臓が動くような感じの気持ち悪さは変わらず。ベッドから起き上がる際、腹圧をかけないようゆっくりと起き上がるときにズッシリと下腹部が痛む感じです。あとは歩くと振動でズンズンと痛みはありましたが、痛み止めを飲むほどではありませんでした。
前日手術後からよーく寝たので寝ようとしても眠れませんでした。
【入浴について】
退院前の先生の説明で、シャワーは大丈夫との事だったのでホテルでシャワーを浴びました。下腹部のテープも濡らして大丈夫。との事でしたが怖くて無理。笑
頭と脇、股はめっちゃ洗いましたが、腹を曲げる事にすら怯えてしまい下腹部どころか足すらもちゃんと洗えませんでした。足とか臭かっただろうな。
【おまけの話】
これは完全に余談ですが、宿泊したホテルが全国旅行支援の千葉とく旅キャンペーンクーポンが適用になっていました。しかもなんと地域限定クーポンの上乗せで3泊したので合計¥12,000分。普段だったら、色々と移動して食事をしたり高速道路のSAやPAでお土産を買って帰ればすぐに使いきれると思うのですが如何せんこの状態。
友達と相談した結果、ホテル近くの薬局で日用品大量購入。薬局まで歩いて良い時間潰しと運動になりました。でもやっぱり笑ったり、歩く振動や段差は少し痛いですし、腹筋がひっつれる感覚があるので腰が曲がり少し前かがみになってしまいます。
周りに旨そうなご飯屋さんもありましたが、二人とも朝食後の痛みが衝撃で大人しくコンビニでおにぎりとサラダを買ってホテルで食べました。
【術後翌日のまとめ】
僕の場合、動かない限りはそれほど痛みはありませんでした。ただ、腹のガスっぽさとへそ周りの皮膚がピリピリとする感じや笑った際の腹筋がひっつれる感じは1日通してありました。
特にする事もなく、眠れないのでテレビをぼーっと見たりとゆっくりと休む事ができました。翌日は朝一で東京の早稲田通り心のクリニックへ行く予定なので夜は早めの就寝。次の記事は、裁判所に提出する診断書取得について書きたいと思います。